宝石学への真摯さをバックボーンにした組織-それがAGTジェムラボラトリーです。 厳正中立の立場から、業界と消費者双方の保護及び利益に貢献することを目的としています。 GIA-G.G.を取得した熟練のグレーダーの技と高度な検査機器を駆使したダイアモンドグレーディング、宝石鑑別が主たる活動内容であり、宝石の売買や価格評価は一切行っておりません。 弊社代表取締役会長、土居芳子の略歴 弊社の前身、日本宝石鑑別協会が設立された1971年から現在までの沿革。 アクセス・マップ、営業時間など
ラボ・ノート
AGTadmin2018-05-04T06:44:50+09:00世界の最先端をゆくAGTジェムラボラトリー AGTジェムラボラトリー宝石に関する世界最先端の研究を実施しており、その成果をまとめております。このコーナーではそれらの一部を紹介します。 ダイアモンドに内包されている「クラウド」と呼ばれるインクルージョンをご紹介したいと思います。 インクルージョンというと、クラリティーグレードに影響するよくないイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし顕微鏡やルーペを使用して観察すると、非常にユニークな色・形をもつインクルージョンを発見することがあります。そのようなインクルージョンを目にしたとき、私たちはクラリティ グレードでは計ることのできない魅力をその石に感じます。 「クラウド」とは個々には識別できないほど小さい結晶が集まって、まるで雲のようにみえるインクルージョンのことです。「クラウド」は、とりとめのない形のものから六面体、八面体、あるいは二十四面体など実にさまざまな形状でダイアモンド内に存在します。 図2.はAGTジェムラボラトリーにグレーディング依頼があった2.04ct.のダイアモンドの顕微鏡拡大写真です。テーブル中央の二つの角砂糖のようなクラウドが縦に重なり、上段のクラウドから四方向に花弁のようなクラウドが伸びている様子を確認することができます。6個のクラウドから成るその全体像はまるで一輪の花のようです。このダイアモンドはSI2、ファンシー ダーク グレーとグレーディングされました。魅力的なクラウド、そして私たちが感じる宝石の神秘がこのダイアモンドを特別なものにするのではないでしょうか。 ※以下のバックナンバーPDFファイルで公開しています。 バックナンバー [wpdm_package id='13379'] [wpdm_package id='13384'] [wpdm_package id='13388'] [wpdm_package id='13367'] [wpdm_package id='13381'] [wpdm_package id='13386'] [wpdm_package id='13392'] [wpdm_package id='13396'] [wpdm_package id='13394']