2006年4月1日からダイアモンド グレーディング レポートにカットグレードが明記されることに伴い、ダイアモンドグレーディングレポートが一新しました。
-新しいグレーディングレポート-
AGTでは、これまでGIAの意向を踏まえてカット グレーディングは行っていませんでした。しかしGIAラボラトリーの導入決定を受け、その方針に追随するため、AGTでもカットグレード導入に向けて昨年より準備を行い、さらに利用しやすいダイアモンドグレーディング レポートを開発しました。この改良されたダイアモンドグレーディングレポートでは、最新のカット自動測定器で測定したデータをGIA FacetwareTMCutEstimatorデータベースソフトで分析、照合し、熟練のグレーダーの目視検査を経て、五段階(EXCELLENT、VERYGOOD、GOOD、FAIR、POOR)でカットグレードをおこないます。なお、その際レポート上には、プロポーションの数値測定結果を図面として明記しますので、レポートの見やすさが向上しています。

■GIAカット グレーディングについて
- プロポーションの組み合わせによる評価とガードル厚さ、キューレットサイズ、ポリッシュ、シンメトリー、ペインティング、ディギングアウトの目視評価によりカットグレードが最終的に決定されます。
- GIAカットグレードはEXCELLENT、VERY GOOD、GOOD、FAIR、POORの5段階評価です。
- 検討されるプロポーションは、テーブルサイズ、クラウン角度、パビリオン角度、スターファセット長さ、ロワーガードルファセット長さの数値が使用されます。
- グレーディングレポートに記載される数値の説明
- 全体の深さ(トータルデプス)平均直径に対する深さを0.1%単位で表示します。
- テーブルサイズ
平均直径に対する平均テーブル径を1%単位で表示します。
- クラウン高さ
平均直径に対するテーブルからガードル上部までの数値を0.5%単位で表示します。
- クラウン角度
8カ所のベゼルファセットの平均角度を0.5度単位で表示します。
- パビリオン深さ
平均直径に対するガードル
下部からキューレットまでの数値を0.5%単位で表示します。
- パビリオン角度
8カ所のパビリオンメイン ファセットの平均角度を0.2度単位で表示します。
- スターファセットの長さ
テーブル稜線部からガードルまでの平均数値に対する8カ所のスター ファセットの長さの平均値を5%単位で表示します。
- ロワーガードルファセット(ロワーハーフ)の長さ キューレット中心部からガードルまでの平均 数値に対する8カ所のロワー ガードルファ セットの平均値を5%単位で表示します。
- 目視評価対象項目の説明
- ガードル厚さ
ガードルが「極端に薄い」、または「非常に.薄い」の場合、耐久性に影響する可能性があることからカット グレードは異なるカテゴリーとなります。ガードルが「非常に厚い」、「極端に厚い」の場合、適正なプロポーションの重量より、余分な重量を有していることからカットグレードは異なるカテゴリーとなります。カットグレードEXCELLENTの範囲は「薄い」「ミディアム」「やや厚い」になります。
- キューレットサイズ
日本のマーケットに流通しているラウンドブリリアントダイアモンドの場合、ほとんどがキューレット サイズは「なし」、「非常に小さい」、「小さい」に該当し、カット グレードはEXCELLENTの範囲です。「ミディアム」以上の大きさの場合、カット グレードは異なるカテゴリーとなります。
- ポリッシュ
ポリッシュは研磨されたダイアモンド表面の研磨状態をEXCELLENT、VERY GOOD、GOOD、FAIR、POORの5段階で評価されます。カットグレードEXCELLENTの範囲は「EXCELLENT」「VERY GOOD」のポリッシュの場合です。
- シンメトリー
シンメトリーは研磨されたファセットの対称性をEXCELLENT、VERYGOOD、GOOD、FAIR、POORの5段階で評価されます。カットグレードEXCELLENTの範囲は「EXCELLENT」「VERY GOOD」のシンメトリーの場合です。
- ペインティング、ディギング
アウトアッパー ガードル ファセットまたはロワーガードル(ロワーハーフ)ファセットの特殊な加工のことを指し、ごくわずかな重量歩留まりを調整でき、フェース アップの外観に影響があることからカットグレードは異なるカテゴリーとなります。
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